
~遺伝子編集食品と遺伝子組み換え食品の違い~
遺伝子編集食品も遺伝子組み換え食品もバイオテクノロジーを使っている点では、両者同じです。これらの新しい技術は、私たちの毎日の食事を変えるだけでなく、資源問題や気候変動などの問題の解決にもつながるかもしれません。しかし、メリットだけを見るのではなく、未知のリスクがないかを確認し、安全性を確保していかなければなりません。まだ、国としても議論を進めている段階であり、多くの人が納得できるルールをつくっていく必要があります。
現代社会において食の選択肢は多様化し、外食、コンビニ食、ファストフード、遺伝子組み換え食品、遺伝子編集食品など、無数にある食の選択肢の中で、何を食べるかを選択していくのは自分自身です。正しい知識を得て、選択をすることこそが大切なのです。
特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 175号」より抜粋