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【ストレスの正体~神経伝達物質が与える影響~】その17
*「脳を操る」神経伝達物質
(6)不安を緩和する「GABA」 その1
〈γ-アミノ酪酸(通称:GABA)とは〉
GABAは、抑制性の神経伝達物質であり、体内でグルタミン酸から生成されます。神経の興奮や緊張、不安を沈める作用があるため、不安障害や睡眠障害、うつ病、統合失調症などさまざまな神経疾患に関連していると推測されています。



〈抗不安薬〉
主に使われる薬は、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。ベンゾジアゼピンは、GABAの受容体に結合することで、GABAのような抑制性の作用を示し、神経の緊張や興奮、不安を緩和していきます。また、うつ病の治療薬であるSSRIなどを用いることもあります。
また、ベンゾジアゼピン系の薬は、同様の機序でGABAの働きに着目し、睡眠薬としても使用されています。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 181号」より抜粋

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