カイロプラクティックをはじめるなら│全国健康生活普及会(全健会)

トップページ > ノート記事 > 【ストレスの正体~自律神経が体に及ぼす影響~】その19
【ストレスの正体~自律神経が体に及ぼす影響~】その19


2.自律神経のバランスが悪くなって現れる症状
(7)もっと細くなりたい、細い自分が好き(摂食障害)その2
〈神経性やせ症(拒食症)〉
神経性やせ症は、必要量に比べて過度に摂取エネルギーが少ないために低体重になります。体重へのこだわりから食事量を制限するようになることをきっかけに発症することが多いです。特に若い女性に多く発症し、標準体重よりも30%以上の減少があったり、月経がなくなったりします。体重を減少させることに達成感を感じ、目標体重を達成しても体重と食べ物に対する執着心が解消されずに、「もっと細くなれる」と思い込んでしまいます。食後の嘔吐や下剤の使用などによる食べ物の意図的な排泄を伴うこともあります。神経性やせ症は先進国ではよく見られる障害で「やせていることがよい」と考える文化がその背景にあると考えられています。

〈神経性過食症〉
神経性過食症は、食欲がコントロールできず、むちゃ食いが起こります。体重のコントロールや肥満への恐怖から、食べ物の意図的な排せつを伴いますが、やせには至っていない状態です。食後に意図的な排せつを伴わず、むちゃ食いをすることは「むちゃ食い障害」と呼ばれており肥満のケースが多いです。

これらの摂食障害は、厳密に区別することは難しく、それぞれ移行していく場合があります。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 182号」より抜粋
併せてお読みください!