5.「健康日本21(第三次)」の基本方針・目標項目が公表~その1~
5-3 健康日本21(第三次)の基本方針と目標
*基本方針と目標
健康日本21(第三次)では、健康増進法に基づき、健康日本21(第二次)の最終評価や少子化・高齢化による総人口・生産年齢人口の減少、仕事と育児・介護との両立等による社会の多様化などを踏まえ、全ての国民が健やかで心豊かに生活できる持続可能な社会の実現のために、次の4つの基本方針が定められました。そして、この基本方針をもとに、51項目の目標が設定されました。

〈健康日本21(第三次)の基本方針〉
- 健康寿命の延伸と健康格差の縮小
- 個人の行動と健康状態の改善
- 社会環境の質の向上
- ライフコースアプローチ*1を踏まえた健康づくり
〈健康日本21(第三次)の目標項目(一部掲載)〉
・がんの年齢調整罹患率(人口10万人当たり)の減少
・COPDの死亡率を人工10万人当たり10.0%に減少させる
・果物摂取量の改善(1日摂取量の平均値を200gにする)
・食塩摂取量の減少(1日の摂取目標量を7gにする)
・骨粗しょう症の検診受診率を15%に向上させる
・睡眠時間が十分に確保できている者*2の割合を60%に増加させる
*2)睡眠時間が6~9時間(60歳以上は6~8時間)
健康日本21(第三次)の基本方針と目標項目を知り、自分自身の生活習慣を見直したり、周囲の方のサポートを行ったりなど、国民全体で主体的に健康維持・増進をしていきましょう。
特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 197号」より抜粋