2.鍛えよう!「骨盤底筋」~尿もれ防止に効果的~

・骨盤底筋が弱くなる原因は?
骨盤底筋が弱まる3つの原因についてみていきます。
①加齢
骨盤底筋も、腕や脚など他の筋肉と同様に、筋肉自体が年齢を重ねることで衰え、支える力が弱くなっていきます。
②閉経や妊娠・出産
特に女性は50歳前後になり閉経を迎えると女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が急激に低下するため、筋肉の組織に弾力や梁がなくなり、筋肉の弱り、骨盤底筋の緩みを加速させてしまうのです。
また、女性は卵巣や子宮など、男性に比べて骨盤底筋で支える臓器が多いことも影響します。妊娠すると約3㎏の胎児により子宮が常に圧迫されるため、骨盤底筋にも負荷がかかります。
③運動不足、肥満
運動不足により骨盤底筋が使われなければ衰えていきます。また、肥満が進むと、脂肪によって腹部が圧迫され、下で支える骨盤底筋に負荷がかかり、骨盤庭筋自体がダメージを受け弱くなると考えられています。
特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 195号」より抜粋