〈第二章〉ホルモンを味方につけて“なりたい自分”を手に入れよう
私たちの体には、ホルモンの分泌量が常に適量であるようコントロールする仕組み「ホメオスタシス(生体恒常性)」が備わっています。しかし、加齢や不規則な生活などが影響し、正常な分泌が行われなくなることがあります。
第二章では、数あるホルモンの中から、良くも悪くも生活習慣が影響しやすく、不規則な生活により分泌が乱れやすいもの、言い換えれば生活を整えることでその働きを最大限引き出すことができるものを抜粋し、紹介していきます。

1.「レプチン」を効果的に働かせるためには肥満改善が大切!
「レプチン」とは、脂肪細胞から分泌されるホルモンであり、受容体は主に脳の視床下部にある満腹中枢に存在しています。レプチンは満腹中枢を刺激すると、食欲を抑制するほか、エネルギー消費量を増加させる作用を持ちます。食べる量を減らし、体に蓄えられた脂肪を減らすことから「瘦せホルモン」とも呼ばれています。
特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 196号」より抜粋











