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健康記事/【大きく変わった現代の食生活と病気】
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*インスタント食品・フリーズドライ食品の登場

1958年に、お湯を注いで3分でできる即席ラーメンが世界で初めて登場しました。女性の社会進出や核家族、独居生活者も増えたことなどから、インスタント食品が好まれるようになり、レトルト食品や冷凍食品も普及していきました。忙しい時の食事や災害時の非常食として非常に便利で、宇宙食にも使用されており、今やなくてはならない存在です。

ただし、日常的にインスタント食品を取ることは、栄養バランスの乱れや塩分過多となり、高血圧患者の増加や現在の死因上位を占める心疾患や脳血管疾患の発症につながっています。

日本人の食事摂取基準(2015年版)では、健康な成人男女が目標とすべき1日の食塩摂取量は男性8g未満、女性7g未満とされています。最新の2020年版では、男性7.5g女性6.5gと目標値がさらに厳しくなりますが、世界保健機構(WHO)では1日5gとしています。しかし、国民健康・栄養調査報告(2017年)では、男性10.8g、女性9.1gと目標値を上回った結果がでています。人間が生きていく上で必要な1日の塩分量は、食塩相当量で1.5g程度であり、日本人の食塩摂取量は世界的に見て極めて高いのです。

食品のパッケージに記載されている食品栄養表示では、食塩相当量と表記されている場合もあれば、ナトリウムと表記されている場合もあります。ナトリウムの表記のみの場合は、食塩にするとどれくらいになるのか、認識しづらくなってしまいます。自分自身が計算できるようになると、1日の食塩摂取量を超えないように意識しやすくなり、インスタント食品ともうまく付き合っていけるようになります。ナトリウムを食塩相当量に変換する軽サイン式は次の通りです。また、食品表示法により、2020年内にはすべての対象食品で、ナトリウムから食塩相当量に表示が切り替えられることになっています。

 
ナトリウム量(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)
 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 175号」より抜粋

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