
3.ますます延びる平均寿命、進む少子高齢化!
(2)出生数は初めて90万人を下回る
厚生労働省が発表した「2019年人口動態統計(概数)」によると、2019年の出生数は86万5239人で、前年の91万8400人に比べて5万3161人減少し、初めて90万人を下回りました。出生数を母の年齢(5歳階級)別にみると、44歳以下の各階級で前年より減少しました。親になる世代の人口が減っていることが影響していると考えられ、推計を上回るペースで少子化が進んでいます。
また、2019年の合計特殊出生率(1人の女性が15~49歳の間に産む子供の数の平均)は1.36で、前年の1.42より大幅に低下しています。厚生労働省はこの背景について、1971~1974年生まれの団塊ジュニアが45歳以上になることや、若い女性の減少、未婚・晩婚の増加など複数の要因が重なったことによると分析しています。
特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 179号」より抜粋