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【2020年時における健康のための最新情報】その28


7.子ども「2019年度体力・運動能力調査結果」

(2)子どもの体力・運動能力の現状

前回の東京オリンピック開催以降の年度(1964~1968年)と2019年度調査とともに測定が行われていた「握力」「50メートル走」「持久走(男子1500メートル・女子1000メートル)」「ボール投げ」の4種目における加齢に伴う変化の比較については、「ボール投げ」を除き、ピーク時を迎える年代やその値に大きな差はみられませんでした。

しかし、「ボール投げ」は、男女および両世代とも17歳でピークに達しますが2019年度の記録はすべての年齢において1964~1968年度と比較して低くなっています。「ボール投げ」の能力が低下している理由としては、1964~1968年当時と比較して野球人気の低迷や安全面を配慮して「ボール投げ」を禁止する公園が増え、ボールを使って身体を動かす遊ぶ機会が減り、技術が身についていないことが挙げられます。

また、現代において、子どもたちの体格が大きく向上しているにも関わらず、体格に見合った運動能力が伸びない点については、子どもの体力低下にあるとも指摘されています。体力は人間の活動の源であり、病気にならないための健康の維持のほか、意欲や気力といった精神面の充実にも大きくかかわり、運動をするための基礎となる身体的能力のことを指します。成長期の子どもが体力をつけるためには、適切な運動以外にも、十分な睡眠・休養・栄養バランスの取れた食事が必要です。

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 179号」より抜粋
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