(4)死亡数が11年ぶりに減少
厚生労働省が発表した「2020年人口動態統計」によると、2020年の死亡数は137万2755人で、前年より8338人減少し、11年ぶりの減少となりました。死亡数の減少は、手洗いやマスクの着用など新型コロナウイルスの予防対策により、肺炎が大幅に減少(前年度比-17068人)したことによると考えられます。出生数から死亡数を引いた人口の自然増減数は53万1920人減となり、14年連続で自然減が続いています。
脂肪順位は、昨年同様1位悪性新生物、2位心疾患、3位老衰となっており、老衰による死亡数が増加し続けています。悪性新生物は全死亡の27.6%に当たり、およそ3.6人に1人が悪性新生物で死亡していることになります。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 185号」より抜粋