カイロプラクティックをはじめるなら│全国健康生活普及会(全健会)

トップページ > ノート記事 > 【2021年・健康のための最新情報】その10
【2021年・健康のための最新情報】その10
*食品表示基準から「人工」「合成」の用語を削除
(2)代表的な食品添加物とその上手な付き合い方
食品添加物には、具体的にどのような種類や役割があるのでしょうか。(表13参照)

食品添加物は身体に悪いものというイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、健康的な食材である豆腐には凝固剤としてにがりが含まれており、加工食品やワインには、食品の酸化を防ぐ酸化防止剤などが使用されることもあります。これらの添加物は、食品の「安全性や食の幅」を広げる上でも重要な役割を担っています。食品添加物を見極める上で大切なことは、食品添加物の種類や役割を知ることです。例えば、凝固剤や酸化防止剤は、安全性を高めるうえで重要な役割を果たしていますが、香料や着色料は食品の風味や外観を良くするために使用されているものなので、使用しなくても困るものではありません。そのため、すべての添加物を避けるのではなく、自分自身で判断することが大切です。
 また、食品添加物の中でも人口・合成より天然の方が安全であると認識される場合がありますが、一概に物質の危険性は比べることができません。天然の方が身体に良い場合もありますが、場合によっては人工的に作られた添加物の方が安全性を実験で確認されているため、科学的な安全性のデータのない天然のものよりも安全性を確保しやすいともいえます。そのため、食品衛生法では、天然添加物や合成添加物という区別はせず、「既存添加物」や「指定添加物」という分類をしています。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 185号」より抜粋
併せてお読みください!