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【ストレスの正体】その1


1.ストレスとは何か?

「仕事や勉強でストレスがたまる」「ストレスを発散したい」など、私たちはさまざまな場面でストレスという言葉を使います。この時に使われるストレスという言葉はどのような意味を持つのでしょうか。ストレスの歴史や成り立ち、原因や仕組みなど、学んでいきましょう。

 

*いつからあるの?ストレスの歴史

「ストレス」という言葉は、もともと物理学で使われており、「外からかかる力による物質の歪み」を意味していました。ストレスという言葉が人に対して使われるようになったきっかけは、1936年にカナダの生理学者であるハンス・セリエ博士が「ストレス学説」という論文で初めて医学用語として発表しました。

当時の医学界では「すべての病気は体内に侵入した病原体により起こる」と考えられていました。これは、感染症の原因である病原体の発見や治療方法の開発により、感染症による死亡者が激減するという目覚ましい医学の進歩により

生まれた考えです。このような考えが主流であった当時は、めまいや倦怠感など原因のはっきりしない症状は病気とみなされず、病院ではまともに相手にされない状況でした。

しかし、現在の医学界ではストレス学説の発表により、はっきりとしない症状であっても検査をし、症状の原因を調べ、治療を行うようになりました。この発表は、病気の原因は病原体にあると信じられていた当時の医学界に大きな衝撃と変革をもたらしました。

 

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 180号」より抜粋

 
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