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健康記事【ストレスの正体~神経伝達物質が与える影響~】その2

1.「脳を守る」神経伝達物質

〈神経細胞の構造と働き〉~神経細胞(ニューロン)~

脳全体では1,000億個以上、大脳皮質には約140億個の神経細胞があるといわれています。神経細胞は「細胞体」「樹状突起」「軸索」から構成され、これを1つの単位として「ニューロン」とも呼びます。

細胞体とは、神経細胞の本体であり、ほかの細胞と同じように核やミトコンドリアなどを持ちます。樹状突起は、細胞体から何本も枝のように伸びている突起であり、ほかの神経細胞からの信号を受け取る「受け手」の役割を担っています。軸索は、細胞体から1本だけ長く伸びた部分です。軸索は信号の「送り手」であり、樹状突起で受け取った信号を軸索の末端へ送り、さらにほかの神経細胞の樹状突起へと伝えていきます。

また、軸索には「髄鞘」というグリア細胞によってつくられた被膜が連なって存在し、軸索を流れる信号の伝達速度を速める働きをしています。

このように、神経細胞が互いに連携を取り、情報が脳内、そして体全体へと伝達されることで私たちは考えたり、体を動かすことができます。

しかし、神経細胞同士は密着しているわけではなく一つひとつが独立して存在しているため、この巧みな伝達には工夫が必要です。

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 181号」より抜粋
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