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健康記事【ストレスの正体~神経伝達物質が与える影響~】その4
2.神経伝達物質は自分専用の「受容体」をもつ



信号の送り手側(軸索)にあるシナプスから放出された神経伝達物質は、神経伝達物質の受け手側(樹状突起)のシナプスにある受容体と結合します。

神経伝達物質と受容体は、ちょうど鍵と鍵穴のような関係にあり、お互い決まった者同士でしか結合できないようになっています。

また、受容体に結合できなかった余分な神経伝達物質は、神経伝達物質を放出したシナプスへ再吸収され、神経伝達物質として再利用されます。

 

〈神経細胞による情報伝達の調節〉

神経細胞は、神経伝達物質の量と受容体の数で情報伝達の調整をしています。シナプスには神経伝達物質のセンサーがついており、放出した神経伝達物質の量を常に監視しています。適量だと判断すれば、それ以上の神経伝達物質の放出や製造を抑制しています。また、受け手の受容体の数を増やすことで、信号は増強します。このように、神経伝達物質の量と受容体の数によって脳内が必要のない情報で溢れてしまわないよう調節しているのです。

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 181号」より抜粋

 
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