カイロプラクティックをはじめるなら│全国健康生活普及会(全健会)

トップページ > ノート記事 > 【ストレスの正体~神経伝達物質が与える影響~】その11
【ストレスの正体~神経伝達物質が与える影響~】その11
*「脳を操る」神経伝達物質
(3)パニック障害の原因「ノルアドレナリン」



〈ノルアドレナリンとは〉
ノルアドレナリンは、興奮性の神経伝達物質です。また、副腎髄質からホルモンとしても分泌されます。ノルアドレナリンを分泌させる主な外的要因は、痛みや痒み、寒暖差などであり、内的要因としては、職場の人間関係や、家族との不仲などの悩みです。ノルアドレナリンの主な作用としては、興奮や覚醒、恐怖や怒り、不安、集中力などに関係しています。特に、戦うべきか、逃げるべきかといった緊急事態の際に働きます。短時間のうちに体と脳を恐怖や不安など、外からのストレスに対応させます。

〈パニック障害〉
不安障害の代表格であるパニック障害は、ノルアドレナリンとの関連性が高いとされています。ノルアドレナリンの分泌が高まった際、心臓の鼓動が促進され、血圧の上昇、瞳孔の拡大などが起きます。脳の活動や集中力もアップさせ体を臨戦態勢にしますが、ノルアドレナリン神経系が異常に興奮しすぎると、パニック障害を起こすことがあります。また、ノルアドレナリンの働きを抑制するセロトニンやGABAの働きが弱くなっていることも要因として考えられています。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 181号」より抜粋

併せてお読みください!