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【ストレスの正体~神経伝達物質が与える影響~】その12


*「脳を操る」神経伝達物質
(3)パニック障害の原因「ノルアドレナリン」
〈パニック障害の3大症状〉
*パニック発作
パニック障害の特徴的な症状であり、急性・突発性の発作です。パニック発作は、原因やきっかけなしにいつどこで起こるかわからない予期しない発作です。突然の激しい動機、胸苦しさ、息苦しさ、めまいなどの身体症状を伴った強い不安に襲われるもので、「心臓発作ではないか」「死んでしまうのではないか」などと考え、救急車で病院へ向かう場合もしばしばあります。しかし、発作は10分以内にピークを迎え、その後すぐに治まるため病院についたころには落ち着いていることがほとんどです。

*予期不安
パニック発作を繰り返すうちに、発作のないときでも次の発作を恐れるようになります。「また起きるのではないか」「次はもっと激しい発作が起こるのではないか」といった不安が消えなくなります。こうした予期不安が、パニック障害では多くみられます。

*広場恐怖
広場恐怖は、パニック発作が起きたとき、そこから逃れられない、あるいは助けが得られないような場所や状況を恐れ、避ける症状のことをいいます。そのような場所や状況は広場とは限らず、一人での外出、人混みなどさまざまな状況が考えられます。パニック障害では、ほとんどの患者さんがこの広場恐怖を伴っており、日常生活や仕事に支障を来す場合が多く見られます。サラリーマンであれば電車での通勤や出張、主婦であれば買い物などがしばしば困難になります。誰か、信頼できる人が同伴したり、近くであれば外出も可能ですが、その結果家族に依存したり行動範囲が縮小した生活を余儀なくされる場合が多くあります。こうした広場恐怖を伴うパニック障害によるQOL(生活の質)の低下は、見かけ以上に大きいといわれています。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 181号」より抜粋
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