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【ストレスの正体~神経伝達物質が与える影響~】その21
*「脳を操る」神経伝達物質
コラム:人間らしさをつくる「前頭連合野」
神経伝達物質の影響は受けつつも、人間が他の動物と違い、本能のままに行動するわけではないのは「前頭連合野」の働きによります。
好き嫌いや怒りなど本能的な感情を、そのまま表に出してしまっては、社会生活は成り立ちません。人間が社会生活を円滑に行っていくために必要な判断をし、高度な人間らしさをつくり出しているのが、前頭連合野なのです。大人に対して子どものほうが感情のまま怒ったり泣いたりするのは、前頭連合野の発達が未熟なためです。動物で比較すると、人間などの進化した高等動物ほど前頭連合野が発達しており、人間では大脳皮質の約30%を前頭連合野が占めています。それに対し、チンパンジーでは約17%、犬では約7%、猫では約4%であることが分かっています。



また、実際に事故で大けがを負い前頭連合野を負傷した事例では、事故前と事故後でまるで別人のように性格が変わってしまったことが報告されています。このように、前頭連合野は人間の性格にも大きくかかわっています。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 181号」より抜粋

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