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【ストレスの正体~自律神経が体に及ぼす影響~】その3
1.生命維持に不可欠な自律神経

(2)交感神経は血管の収縮・拡張のどちらも担う!?

交感神経が優位に働いているとき、酸素や栄養素をより多く必要としているのは心臓や骨格筋です。そのため、これらの部分では酸素や栄養素などの物質を素早く細胞に届けるため、毛細血管は拡張されます。一方、生命危機に直結しない消化器官や皮膚などの末梢の毛細血管は収縮されます。



〈血管の役割と交感神経の働き〉

血管は、酸素や栄養素を含んだ血液を全身の細胞に届けるための道路です。血液に含まれる酸素や栄養素、ホルモンなどの物質は、毛細血管から出て細胞に届きます。このとき、毛細血管から細胞に届くのは、血管の透過性が関係してきます。透過性は、血管の収縮と拡張によって変化します。血管の表面には小孔と呼ばれる穴が開いており、血管が収縮しているときには穴が小さくなり、物質の出入りはほとんど行われません。一方、血管が拡張すると穴は大きくなり、物質は出入りができるようになります。

 

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 182号」より抜粋

 
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