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【ストレスの正体~自律神経が体に及ぼす影響~】その4
1.生命維持に不可欠な自律神経
(3)ストレッサーによる感情の変化が自律神経に影響を及ぼす
感情が変化することで、体にも変化が現れることがあります。このとき、体ではどのようなことが起きているのでしょうか。
自動的に働く自律神経は、脳内の視床下部からの指示を受けて、私たちの体をコントロールしてくれています。脳の構造や役割を知ることも、自律神経を理解するにはとても重要です。まずは脳についてみていきましょう。



〈脳の構造と役割〉
脳は大脳、脳幹、小脳に分かれています。大脳は、脳全体の約80%を占めていて、大脳皮質と大脳辺縁系に分かれています。
大脳皮質は、思考や感情、言語、記憶などを司り、大脳辺縁系は、食欲や本能的欲求、生理的な感情、喜怒哀楽などを司っています。
脳の奥深くに位置するのが間脳です。間脳には、感覚器からの情報を受け取る視床と、自律神経の司令塔になる視床下部があります。視床下部では、自律神経をコントロールし、生命維持のために呼吸、血液循環、体温、発汗、免疫などを調節しています。また、視床下部のすぐ下にある脳下垂体という場所は、ホルモン分泌を支配しています。間脳、脳下垂体、中脳、橋、延髄をまとめて脳幹と呼び、生命維持の中枢となります。
そして、脳幹の後方に、体のバランスや運動にかかわる小脳があります。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 182号」より抜粋


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