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【ストレスの正体~自律神経が体に及ぼす影響~】その10
2.自律神経のバランスが悪くなって現れる症状
(2)ストレッサーで胃腸が痛い(消化器官に現れると)その1
胃や腸などの消化器官は、粘膜でできており、ストレッサーの影響を受けやすい臓器です。代表的な症状は「胃・十二指腸潰瘍」「過敏性腸症候群」「神経性嘔吐症」です。



〈胃・十二指腸潰瘍〉
胃・十二指腸潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜がただれたり、えぐれたりしている状態をいいます。上腹部やみぞおちが空腹時に痛むことが多く、胸やけやげっぷ、症状が悪化すると吐血や下血を起こします。
 ストレッサーを受けると交感神経が強く働き、血管を収縮させるため、胃の粘膜の血流が悪くなります。胃の粘膜の血流が悪くなることで、胃の粘膜が弱くなり、胃の粘膜を守っている胃粘液の分泌も減ります。その後、交感神経の働きを抑制するために副交感神経が強まると、胃酸の分泌が増加し、弱った胃の粘膜が損傷したり、潰瘍ができてしまったりするのです。特に、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)に感染していると、胃潰瘍の発症リスクが高まるといわれています。なお、暴飲暴食、鎮痛剤などが引き金で潰瘍ができる場合もありますが、これらは一般的な疾患とみなされています。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 182号」より抜粋
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