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【ストレスの正体~自律神経が体に及ぼす影響~】その12
2.自律神経のバランスが悪くなって現れる症状
(3)白髪、円形脱毛症、じんましん(頭皮や皮膚に現れると)
ストレッサーにより交感神経が強く働くと末梢血管が収縮し、血流が悪くなります。その結果、頭皮や皮膚にも症状が現れることがあります。代表的な症状は「白髪・円形脱毛症」「じんましん」です。それぞれ見ていきましょう。



〈白髪・円形脱毛症〉
ストレッサーによって、頭皮に影響が出た場合、白髪が増えたり、円形脱毛症になったりすることがあります。
黒髪は毛根にある色素細胞(メラノサイト)によってつくられた「メラニン色素」によって色付けされています。そのため、色素細胞の働きが弱くなると白髪になります。ストレッサーを感じて交感神経が強く働くことで毛根の毛細血管が収縮し、色素細胞の働きが低下して、白髪が増えることがあります。
円形脱毛症は、ストレッサーを感じると交感神経が強く働き、毛根の毛細血管が収縮することで起こります。毛根にある毛母細胞という髪の毛を伸ばす細胞の機能が低下し、髪の毛の成長を阻害してしまうため、髪の毛が抜け落ちていきます。また、円形脱毛症は自己免疫疾患ともいわれています。自己免疫疾患とは、自分の細胞を異物として認識して免疫機能が攻撃してしまうことで起こります。自己免疫疾患が要因で起こる円形脱毛症は、毛母細胞を異物として認識して攻撃してしまうのです。免疫機能の誤作動も自律神経の乱れにより起こることがあります。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 182号」より抜粋

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