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【ストレスの正体~自律神経が体に及ぼす影響~】その14


2.自律神経のバランスが悪くなって現れる症状
(4)風邪ではないのに咳が出る(呼吸器に現れると)
ストレッサーが溜まると、息がしづらいという症状を訴える人も多くいます。呼吸器もまた自律神経が支配しているからです。代表的な症状は「神経性咳嗽」「過換気症候群」「気管支喘息」です。

〈神経性咳嗽〉
ストレッサーが要因で引き起こされる咳のことを神経性咳嗽といいます。のどの痛みや感染症などの異常はないにもかかわらず、コンコンと乾いた咳が出ます。気管や気道は、酸素を多く取り入れるために、ストレッサーにより交感神経が強く働くときには拡張しますが、交感神経が強く働く状態が続くと、交感神経の働きを抑制するために副交感神経が働きます。このとき、副交感神経の役割である気管や気道を収縮させてしまう作用が必要以上に起こり。咳が出ます。神経性咳嗽は、特定の環境や日中に出ることが多く、何かに集中していたり睡眠中には出ないのが特徴です。「咳が止まっている」と意識すると急に出たりします。のどの炎症が関係しているわけではないので、咳を止める薬では咳は止まりません。
 また、一般的な風邪の場合には、副交感神経が優位な夜になるとよく咳が出るようになります。


特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 182号」より抜粋

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