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【ストレスの正体~脳と体の対処力~】その13
2.体のストレス対処力
(2)体の対処力「体温」
私たちの体温は、外気温が夏は30℃以上、冬は0℃前後と大幅に変動するにもかかわらず、約36~37℃という非常に狭い範囲に保たれています。この体温調節機能は、鳥類や哺乳類に備わった生体恒常性の特徴の一つです。なぜ体温は一定に保たれる必要があるのでしょうか。また、ストレッサーがかかったときには、どのように体温が変化し対処しているのか確認していきましょう。



*体温の恒常性
体内では、食べたものを消化分解し、吸収しエネルギーに変える生命活動を維持するための化学反応(代謝)が絶えず行われています。その化学反応を進める上で欠かせない酵素が数千種類存在します。酵素が触媒として最も活性化する至適温度は約36~37℃であるといわれています。そのため、体温は約36.5℃に保たれていると考えられます。
この温度を超えてしまうと、酵素はタンパク質でできているため、タンパク変性を起こしやすくなります。そして、酵素本来の機能が発揮できなくなり反応速度は減少してしまいます。また、体温が下がることでも、血流が低下し酵素反応が緩やかになるほか、免疫力の低下にも繋がってしまいます。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 183号」より抜粋
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