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【ストレスの正体~脳と体の対処力~】その20
3.脳と体のストレスを回復させる「睡眠」
(1)疲労ストレスの対処法「睡眠」
脳や体をストレッサーによる疲労から回復させる睡眠についてみていきましょう。普段感じている疲労感は、もしかしたら体の疲労ではなく脳の疲労かもしれません。疲労の原因と、睡眠の重要性を学んでいきましょう。



〈疲労の原因・FF(ファティーグファクター)〉
脳と体どちらにおいても、疲労の原因の多くはストレッサーにより交感神経が過度に活動することで「活性酸素」が過剰に発生してしまうことにあります。活性酸素により脳や体の細胞が傷つけられてしまうと、細胞から疲労物質である「FF(ファティーグファクター)」が発生することが分かっています。この疲労物質の増加が脳に伝わることで、私たちは「疲れたな」と感じるようになっています。
活性酸素が増える原因としては、脳の場合、精神的なストレッサーや、スマートフォンやパソコンの長時間の使用などにより脳の緊張状態が続くこと、また、情報過多などによっても起こります。そして、体の場合は、激しい運動や紫外線を長時間浴びることなどで活性酸素が増えるといわれています。
私たちが日常的に感じる疲労感の多くは、脳疲労だといわれています。慢性的な脳疲労は、集中力や判断力を鈍らせるほか、前頭前野の働きも低下させるため、感情的になったり理性を働かすことが上手く出来なくなると考えられます。



特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 183号」より抜粋
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