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【ストレスの正体~ストレスの対処法と治療法~】その6
1.心の病気は「どこで・誰に」相談するべき?

(2)心の病気の治療やサポートに携わる専門家とは?~その3~



③体の回復は心の回復「作業療法士」

作業療法士は、心身に障害を持つ人々が、身の回りのことを主体的に対処できるようにサポートし、日常生活や社会生活を再建できるように心身機能の拝復を促すリハビリテーションの専門家です。一般的な作業療法士によるリハビリテーションでは、トイレの動作や着替えの動作など、日常生活に必要な動作につなげていくことが多いですが、こうした訓練は統合失調症や依存症、パーソナリティ障害などの心の病気からの回復にも有効であると考えられています。

作業療法にはいくつか種類があり、絵画や陶芸、木工など作品を作り出す「創作的活動」、ゲームや音楽鑑賞、スポーツなどの「レクリエーション」、料理や買い物、移動などの「日常生活動作訓練」などがあります。これらの活動をすることで、心身の回復と安定につながるとされています。特に、患者が好きなことや得意なことをすることが良いとされています。

 

④薬物療法のサポーター「薬剤師」

薬剤師は、医薬品全般について、幅広い知識を持つ「薬」の専門家です。薬物療法が治療の中心になる精神科領域では、治療や服薬の指導が社会復帰の後押しとしてとても重要です。心の病気には、血糖値やコレステロール値のような明確な指標がないため、効果の現れ方や副作用に個人差が生じやすく、訴えを丁寧にヒアリングし、状態を判断することが必要です。

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 184号」より抜粋
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