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【ストレスの正体~ストレスの対処法と治療法~】その10
2.「専門家」レベルの対処法
(1)まずは「問診・診察・検査」
〈身体検査〉
心の病気を治療する上で、身体検査は必要ないと思われがちですが、とても重要です。内分泌系の病気(バセドウ病や甲状腺機能低下症、糖尿病など)や頭蓋内疾患(脳出血やくも膜下出血、脳梗塞、脳腫瘍など)に罹患すると精神症状を呈することもあるため、身体検査では、脳波検査や血液検査、尿検査、心電図検査などを行い、これらの疾患の有無を確認します。また、薬物療法を行うにあたって、代謝排泄に重要な肝機能や腎機能の状態を確認するためにも血液検査を実施することは大切です。



〈心理検査〉
心理検査とは、一定の理論や科学的手法に基づき、心理学者によって生成された「心理テスト」を行うことで、患者の精神状態を客観的にみるものです。医師が必要であると判断した場合、一般的には、公認心理士師や臨床心理士が心理検査を行う場合が多いとされています。ただし、本人の心理状態や検査側の主観によって多少の偏りが出る可能性があるため、ほかの検査と併せて検討する必要があります。
 心理検査には、文章の続きを描いてもらったり、インクの染みのような模様を見てもらい、どのように見えるか答えてもらう検査など、さまざまな種類があります。これらの心理検査を組み合わせて実施することで、個人の性格の特性や考え方の偏り、欲求や心理的葛藤の有無、態度を評価し、治療を行ううえでの参考とします。代表的な心理検査には表のようなものが挙げられます。


特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 184号」より抜粋
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