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【ストレスの正体~ストレスの対処法と治療法~】その22
2.「専門家」レベルの対処法
(3)神経細胞へ直接アプローチ「薬物療法」



〈抗不安薬〉
抗不安薬は、不安や緊張を和らげる薬です。日常生活に多大な支障が出るほど、不安や緊張が強い不安障害などの場合に処方されます。
●抗不安薬の作用と種類
代表的な抗不安薬は「ベンゾジアゼピン系抗不安薬」です。GABAという神経伝達物質の脳内作用を増強することで脳内の興奮が抑えられ、それが心の不安や緊張を和らげることになるのです。ベンゾジアゼピン系の薬の主な作用は、抗不安作用、筋弛緩作用、鎮静作用、催眠作用、抗痙攣作用であり、この中で抗不安作用の強い薬が抗不安薬、催眠作用が強い薬が睡眠薬として用いられます。そのため、副作用としても眠気やふらつきが現れます。
精神療法と薬物療法はどちらも大切な治療です。患者の性格や病気の状態を観察して、2つの治療を併用し病気の改善をしていくことが大切です。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 184号」より抜粋
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