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【健康のための最新情報 ~2023年発表~】その5
1.アルツハイマー型認知症の新薬「レカネマブ」が誕生!

*アルツハイマー型認知症薬「レカネマブ」についての今後の課題(前編)



アルツハイマー型認知症の原因物質に直接働きかける新薬として注目されていますが、実際に使用するにあたって課題があげられています。なぜなら、レカネマブは脳内にアミロイドβの蓄積が確認された人が対象となりますが、蓄積しているかを確認する手段が限られてしまっているからです。現在、利用されている確認方法としては、画像に映し出す「PET-CT」もしくは、腰に針を刺して脳脊髄液を採取する方法があります。前者は微量な放射線を出す薬剤を体内に投与して、細胞の機能・代謝を見る検査です。PET装置は大規模で高額なため、都市部に集中し、国内で実施している施設が限られています。後者は、脳や脊髄とそれを包む硬膜の間にある液体である脳脊髄液を採取し、分析する検査です。局所麻酔を行う必要があり、身体への侵襲性が高いこと、また、アルツハイマー型認知症の診断には公的な保険が適用されていないため、いずれも全額自己負担であることが懸念されています。

 

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 197号」より抜粋
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