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【健康のための最新情報 ~2023年発表~】その6
 

1.アルツハイマー型認知症の新薬「レカネマブ」が誕生!

 

*アルツハイマー型認知症薬「レカネマブ」についての今後の課題(後編)



レカネマブは価格についても議論がなされています。日本に先立って認証されたアメリカでは、一人当たり日本円で年間約380万円に設定されています。ただし、日本において高額になった場合、患者の年齢や所得に応じて自己負担に上限を設ける「高額療養費制度」が適用され、実際の負担額は数万円程度に抑えられる見込みとなっています。しかし、日常生活に支障のない軽度の患者を対象としている点や投与前に必要な検査を受けられる施設が国内に少ないことから、厚生労働省は当面の間、投与対象者の限定を図る可能性があるとしています。

高齢化が深刻化し、認知症発症数の増加が懸念される日本において、新薬の登場には大きな期待が寄せられています。一方で、副作用が少なからずみられていることや、薬の価格、検査方法の限定など、実用化に向けて課題が残っているのも現状です。
また、軽度の方を対象としていることから、早めに自身の健康状態の変化に気づくことも必要です。日頃から予防に努め、できるだけ薬に頼らないようにすることが重要です。

 

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 197号」より抜粋
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