*国民医療費が過去最高値に

厚生労働省が発表した「2021年度国民医療費の概要」によると、2021年度の国民医療費は45兆359億円と前年度に比べて2兆694億円増加し、過去最高値を記録しました。また、人口一人当たりの国民医療費は35万8800円と前年度と比べて1万8200円増加しました。
また、高齢化の影響もうけています。2021年度の後期高齢者医療保険給付分は15兆7246億円と全医療費の34.9%を占めており、前年度より2.9%増加しています。さらに、人口一人当たりの年齢階級別国民医療費をみると65歳未満は19万8600円に対し、65歳以上は75万4000円とその差は大きく、高齢化が進む中さらなる医療費負担の増加が見込まれます。
特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 197号」より抜粋