2023年5月15日にWHO(世界保健機関)は、人工甘味料に関する新たなガイドラインを発表しました。このガイドラインでは、人工甘味料の使用は、体重コントロールのために推奨されず、成人の2型糖尿病、心疾患の死亡率の増加など、長期間使用による望ましくない影響の可能性も示唆されています。

WHO担当者は、「砂糖を人工甘味料に置き換えても、長期的には体重管理に役立たない。砂糖を減らす別の手段を検討する必要がある」とコメントし、人工甘味料を含む食品や飲料を摂取する際には注意するよう消費者に促しています。また、人口甘味料の安全性や効果に関する更なる研究を推進するとともに、今後もガイドラインを更新していくとしています。
特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 197号」より抜粋