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【カラダに秘めたパワーを引き出そう! ~脳活~】その6
第一章 脳の謎を解き明かそう
2_脳の老化の仕組みを知ろう その2

*心身の不調は脳の老化を促進させる
脳の老化には、加齢だけでなく高血圧や動脈硬化など生活習慣病やストレスなどの心の不調もかかわっています。これらの不調は、血流に悪影響を与えます。先述したように、脳には心臓が体に送り出す血液の約1/5が運ばれているため、血液循環の不調による影響を受けやすい臓器です。酸素や栄養素などが正常に届かなければ、神経細胞の働きが悪くなり老化につながります。
 また、生活習慣病の中でも、特に糖尿病との関連が強いとされています。糖尿病は、インスリンの分泌量や減少や働きが悪くなることで起こります。インスリンは、血液中に含まれるブドウ糖を各細胞に取り込むという働きを担っています。糖尿病になると、神経細胞の主なエネルギー源であるブドウ糖をうまく取り込めなくなり、神経細胞はエネルギー不足に陥ります。
 


また、ストレスがかかると、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールが分泌されます。一時的なストレスであれば、コルチゾールの分泌量は減りますが、ストレス状態が続くと分泌量は高いままになります。実は、短期記憶を司る海馬の神経細胞は、ストレス状態が長期間続くと海馬が萎縮し、記憶力の低下につながります。このように、脳の健康を守るためには、まずは心身の健康維持が大切なのです。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 193号」より抜粋
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