第二章 脳を活性化させよう!
3_脳活3~学習をしよう~
*学習をしているとき、脳は活性化している!
学習の意欲のもとになっているのは知的好奇心です。知的好奇心とは、新しい知識や情報を求めることや、それらを理解しようとすることです。知的好奇心を持つことで、シナプスの生まれ変わりを促進させるだけでなく、既存のシナプスが強化されるといわれています。具体的には新しい知識を理解するために前頭葉や側頭葉が働くことから、それらの部位を中心に活性化されます。また、新しいことを知ったときや今まで分からなかったことを理解できるようになると私たちは「面白い」と感じます。これは、報酬系と呼ばれる神経伝達物質のドーパミンが分泌されるためです。ドーパミンは意欲にかかわることから、分泌されると「もっと知りたい(欲しい)」と思うようになります。すると、さらに知的好奇心が沸いて、脳の活性化につながるのです。
特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 193号」より抜粋