3.「運動」で大脳皮質を活性化! その1
皆さんは、定期的に運動をしていますか。近年の研究により、運動をすることによっても大脳皮質の前頭前野が活性化されることが分かっています。

まず、運動して体を活発に動かすと脳の血流が増え、前頭前野の血流も増加し働きが良くなります。また、運動を長期的に行うことで、やがて前頭前野に新しい血管が作られ、血液や酸素の供給量がさらに増え、老廃物なども取り除かれ機能が促進すると考えられています。さらには、定期的に運動をすることで前頭前野と扁桃体のネットワークが強化され、効率よく前頭前野が扁桃体を制御出来るようになるのです。たった一晩でその連携が強化されるわけではなく、数カ月間はかかるため、長時間を一度などではなく、短時間を何度も行うほうが良いといわれています。辛抱強く、継続することが大切です。
特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 194号」より抜粋