〈第1章〉今さら聞けない!筋肉のしくみ
今回からお伝えするテーマは「筋活」です。筋肉を鍛え、筋肉量が増えると引き締まった見た目を手に入れるだけでなく、肥満やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病予防やロコモ予防、肩こり・冷え性の改善など美と健康を保つためのさまざまなメリットがあります。
では、どのように筋肉にアプローチして行けば良いのでしょうか。そもそも筋肉はどのような構造をしているのか、どのような役割を担っているのかなど「筋肉」について探求していきましょう。

1.基本を押さえよう!体を動かす筋肉の種類 ‐その1‐
筋肉は大きく分けて「横紋筋」と「平滑筋」の2つに分類されます。横紋筋は、アクチンとミオシンというひも状のタンパク質が、交互に規則正しく並んでいる様子が縞模様のように見えることからその名が付きました。さらに横紋筋は、運動に関与する「骨格筋」、心臓を動かす「心筋」に分けられます。一般に、筋肉というと骨格筋を指します。
特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 195号」より抜粋