1.鍛えよう!「おしり筋」~美しさもパワーもUP!~
・おしり筋を構成する筋肉とは?
おしりは主に大臀筋・中臀筋・小臀筋という3つの筋肉で形成されています。ここではこの3つを「おしり筋」とします。これらの筋肉のうち最も大きい筋肉で最表層にあるのが大臀筋です。その下に中臀筋、小臀筋と層をなしています。

①大臀筋
大臀筋は、おしりの中でも最も大きな筋肉で、骨盤の後ろから太ももの横まで伸びています。また、おしりの一番表層に位置することで、おしりの形をつくり出しています。大臀筋は随意筋として意識的に動かすことができる筋肉であるため、「歩く・走る・立つ・椅子から立ち上がる」といった動作に大きく関与しています。また、骨盤や太ももとつながっているため大臀筋が鍛えられると前方への推進力がアップするため歩幅が大きくなりスムーズな歩行に繋がります。
②中臀筋
おしりの横のあたり(腰に手を置いたところから5~10㎝ほど下)に位置する三角形の形をした筋肉で、大部分が大臀筋に覆われています。歩く・走るの他に、片足でバランスをとる際に体を支える、サイドステップなどの動作に必要な筋肉です。
③小臀筋
股関節の外側(おしりの外側)にあり中臀筋の奥に付いている筋肉で、おしりの一番真相に位置しています。中臀筋と同じような働きをしますが、さらに股関節を開く動作や歩くときに骨盤を支える役割のある筋肉です。
特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 195号」より抜粋