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【カラダに秘めたパワーを引き出そう! ~ホル活~】その4
〈第一章〉知っているようで知らない「ホルモン」を徹底解明!

4.各ホルモンには専用の「受容体」が存在する!
ホルモンが作用するには、ホルモンを受け取る窓口が必要です。それが「受容体」です。ホルモンは主に血液を介して運ばれ、基本的に間違ったところで作用してしまうことはありません。なぜなら、受け取る細胞側には、血液に乗って運ばれた多種多様なホルモンから自分が必要なホルモンだけをキャッチする専用の受容体があるからです。このように、ホルモンが作用する細胞「標的細胞」でのみ、ホルモンは力を発揮するのです。



〈ホルモンの性質により受容体が存在する場所が異なる?!〉
ホルモンは、アミノ酸やコレステロールなどを原料につくられます。原料がアミノ酸の場合は「ペプチドホルモン」と呼ばれ水溶性の性質を持ちます。そして、コレステロールが原料の場合は、「ステロイドホルモン」と呼ばれ脂溶性の性質を持ちます。
こうした性質の違いにより、各細胞における受容体の場所に違いが生じます。水溶性のペプチドホルモンは、脂質で出来た細胞膜を通過することが出来ないため、受容体は細胞膜上に存在します。一方、脂溶性であるステロイドホルモンは、細胞膜を容易に通過するため、受容体は細胞内の細胞質や核に存在します。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 196号」より抜粋
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