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日本直販総本社のweb緊急メンテナンス終了しました
先ほどご一報させていただきました、日本直販総本社のwebページのメンテナンスは無事終了しました。
もし、閲覧に不具合を感じられた方は、恐れ入りますが、ブラウザのキャッシュクリア等をお願いいたします。

参考>キャッシュのクリア
https://support.google.com/accounts/answer/32050


ご迷惑をお掛けしましたが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ただいま別ページですが日本直販総本社のwebページメンテナンス中です
いつもzenkenkai.jpをご覧いただきありがとうございます。
ただいま、関連サイトの日本直販総本社のwebページが緊急メンテナンス中のため閲覧いただけない状態になっております。
ご迷惑をお掛け致しますが、しばらくお待ちください。

復旧後、こちらにてご報告申し上げます。
【ストレスの正体~脳と体の対処力~】その22
3.脳と体のストレスを回復させる「睡眠」
(1)疲労ストレスの対処法「睡眠」
*体を回復させる「レム睡眠」
レム睡眠は「浅い睡眠」とも呼ばれ、体を回復させている時間であり、夢を見るのはこのときだといわれています。レム睡眠時は、その日に起きた出来事や、学習した内容などの記憶の整理を行っています。この記憶した情報を頭の中で整理するのが神経伝達物質の「アセチルコリン」です。レム睡眠の時に、アセチルコリンが活性化され、神経細胞同士が連係しやすくなり、バラバラとしていた記憶が関連付けられて整理されるため記憶の定着が促進されます。一方で、不要な記憶は消去されます。またこのとき、脳ではたくさんの情報整理をするために、脳内の血流量が増し、脳での熱生産量が多くなり脳温度が高くなってしまいます。そこで再び注目したいのがメラトニンです。メラトニンは、体内の深部体温を下げ眠気を誘発するだけでなく、脳の温度を下げる働きもあるため、脳がオーバーヒート状態になってしまわないようにしています。



*脳を回復させる「ノンレム睡眠」
ノンレム睡眠は「深い睡眠」と呼ばれ、主に脳を回復させている時間です。人類の脳の発達に従い、ノンレム睡眠が睡眠時間に占める割合が増えてきているといわれています。このとき、成長ホルモンがきちんと分泌されることによって体の成長や、皮膚や細胞の修復が行われます。また、成長ホルモンは就寝後、最初のノンレム睡眠のときに最も分泌が多いといわれています。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 183号」より抜粋
【ストレスの正体~脳と体の対処力~】その21
3.脳と体のストレスを回復させる「睡眠」

(1)疲労ストレスの対処法「睡眠」
〈睡眠が脳と体にもたらす目的〉
私たちは、睡眠不足になると元気がなくなるだけでなく、集中力や判断力、記憶力などが低下し、イライラしやすくなったりします。また、眠いはずなのに眠れない、早く寝ようと布団に入ったのに結局のところなかなか寝付けないという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。これらは自律神経のバランスが乱れ、脳が疲れている証拠です。



私たちが睡眠をとる目的は、脳や体を休め回復させるだけではなく、脳内の情報整理、記憶の定着や消去、感情の整理、さらには、脳や体の活性酸素の除去にも深く関係しています。眠気を誘発する睡眠ホルモンの「メラトニン」には、高い抗酸化作用があるため、活性酸素の働きを抑え疲労回復を促してくれます。
つまり、私たちは日々、膨大な量の情報やストレッサーにさらされていますが、睡眠によって頭の中を整理し、疲労物質の蓄積を防ぐことができるのです。


特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 183号」より抜粋
【ストレスの正体~脳と体の対処力~】その20
3.脳と体のストレスを回復させる「睡眠」
(1)疲労ストレスの対処法「睡眠」
脳や体をストレッサーによる疲労から回復させる睡眠についてみていきましょう。普段感じている疲労感は、もしかしたら体の疲労ではなく脳の疲労かもしれません。疲労の原因と、睡眠の重要性を学んでいきましょう。



〈疲労の原因・FF(ファティーグファクター)〉
脳と体どちらにおいても、疲労の原因の多くはストレッサーにより交感神経が過度に活動することで「活性酸素」が過剰に発生してしまうことにあります。活性酸素により脳や体の細胞が傷つけられてしまうと、細胞から疲労物質である「FF(ファティーグファクター)」が発生することが分かっています。この疲労物質の増加が脳に伝わることで、私たちは「疲れたな」と感じるようになっています。
活性酸素が増える原因としては、脳の場合、精神的なストレッサーや、スマートフォンやパソコンの長時間の使用などにより脳の緊張状態が続くこと、また、情報過多などによっても起こります。そして、体の場合は、激しい運動や紫外線を長時間浴びることなどで活性酸素が増えるといわれています。
私たちが日常的に感じる疲労感の多くは、脳疲労だといわれています。慢性的な脳疲労は、集中力や判断力を鈍らせるほか、前頭前野の働きも低下させるため、感情的になったり理性を働かすことが上手く出来なくなると考えられます。



特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 183号」より抜粋
【ストレスの正体~脳と体の対処力~】その19
2.体のストレス対処力
(4)体の対処力「血圧」

*「血液量減少ストレス」に対する対処
血圧は血液量によって変動します。出血などで血液量が減少し、心房に流入する血液量が減少すると、血圧の低下を圧受容器が感知し、その情報が延髄の循環中枢と視床下部に伝えられます。その結果、下垂体後葉からの「バソプレッシン(抗利尿ホルモン)」の分泌が増加します。バソプレッシンは腎臓に作用して尿量を減らします。
また、血液量の減少は、直接、腎臓の糸球体近接細胞を刺激し「レニン」という酵素を分泌させます。圧受容器で感知された血液量減少の情報も、反射的に交感神経の活動を優位にさせ、レニンの分泌を引き起こします。



複雑な仕組みになりますが、レニンは、まず血液中に溶けているタンパク質の一種である「アンジオテンシノーゲン」を「アンジオテンシンⅠ」に変化させます。アンジオテンシンⅠは、アンジオテンシン変換酵素により「アンジオテンシンⅡ」になり、さらにアンジオテンシンⅡは副腎皮質に作用して「アルドステロン」を分泌させます。アルドステロンは、腎臓に作用して尿中へのナトリウムと水分の排泄を減らして尿量を減少させます。また、アンジオテンシンは、視床下部に作用して喉の渇きを引き起こし、飲水量を増大させます。
こうした複雑な作用により、命を繋ぐ上で必要不可欠な血液を元の量に戻し血圧を高めるという対処を行っています。血液量の調節は、分単位、長い時には日単位で作動しています。
古代の生活を考える上では、猛獣から逃げたり、獲物を捕まえるためなど脳や筋肉に瞬時に血液を送る場面に備えたり、また、酸素や栄養素を全身の細胞に送り届けるために、血圧を上げる仕組みが多く存在しています。
現代においても身体的なストレッサーに対しては適していますが、精神的なストレッサーに関しては、ストレス状態が長く続くことで、循環器系に影響を及ぼし、高血圧や動脈硬化の原因ともなるため、体に負荷をかけてしまっているともいえます。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 183号」より抜粋
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【ストレスの正体~脳と体の対処力~】その18
(4)体の対処力「血圧」
血圧は、低過ぎても問題ですが、高過ぎるもの血管に負荷がかかり動脈硬化に繋がる危険性があるため注意が必要です。現在、正常血圧は120/80mmHg未満、高血圧は140/90mmHg以上と設定されています。



*血圧の恒常性
体の各器官に酸素や栄養素を与え、不要な代謝産物を回収するためには、各器官へ常時血流を供給する必要があります。そのため、血圧はある一定の範囲内に保たれています。
血圧は、血管壁に存在する「圧受容器」で感知されており、血圧の上昇や低下が圧受容器から脳に伝わると、交感神経や副交感神経の働きで調節される仕組みになっています。この圧受容器による調節は、秒単位で作動されているといわれています。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 183号」より抜粋
【ストレスの正体~脳と体の対処力~】その17
2.体のストレス対処力
(3)体の対処力「血糖値」その3

*ストレス対処ホルモンの代表「コルチゾール」
試験の際の緊張など精神的なストレッサーだけでなく、痛みなどの身体的なストレッサーによっても、血糖値を上げるホルモンの分泌が高まり血糖値が上昇することが分かっています。



例えば、ストレス状態では、副腎皮質から出るグルココルチコイドの分泌が亢進します。グルココルチコイドの一つである「コルチゾール」は、高ストレスホルモンとも呼ばれ、ストレス状態から身を守るために、血糖値や血圧を上げ、脳を活性化させるほか、炎症を抑える働きもあります。コルチゾールの血中濃度は通常、早朝は高く、正午に向かって低下し、昼食後一時的に上昇して再び低下するという日内リズムを示します。ところが、ある実験で、午前中に被験者に数字を覚えさせるような短期記憶テストを繰り返し与える精神的ストレッサーを加えると、正午に向かって下がるはずの血中コルチゾール濃度は低下せずにむしろ上昇しました。また、騒音環境下で精神的ストレッサーを負荷すると、さらに著しく血中コルチゾール濃度は上昇することが分かっています。
また、外科手術などの身体的ストレッサーにおいても、手術開始直後から血中のコルチゾール濃度が顕著に上昇します。上昇したコルチゾール濃度は胆のう摘出手術などでは術後1日くらいで元に戻りますが、胃全摘などの腹部大手術では術後3日間は高い値が続くことが分かっています。
このように、ストレス状態のときには、コルチゾールやアドレナリンなどの分泌が高まり血糖値を上昇させます。もちろん血糖値の上昇を必要とする場面もありますが、現代は飽食の時代であり糖は取り過ぎといわれるくらいの傾向にあるため、不安や怒りなどのストレッサーに対しその都度血糖値の上昇が起これば、それこそ糖尿病のリスクにも成りうるのではないかと考えられます。


特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 183号」より抜粋
【ストレスの正体~脳と体の対処力~】その16
【ストレスの正体~脳と体の対処力~】
2.体のストレス対処力
(3)体の対処力「血糖値」その2

*「飢餓ストレス」に対する対処
体には、脳のエネルギー源となる糖を枯渇させないようにさまざまな仕組みが備わっています。まず、貯蔵の仕組みです。血液中のグルコースが余分にあった場合、肝臓や筋肉ではインスリンの増加によってグリコーゲン(グルこーずの貯蔵型)に変換されて蓄えられます。さらに余剰分は中性脂肪に変換し脂肪組織に蓄えられます。



次に、糖を作り出す仕組みについてです。外界から糖の供給量が減ると膵臓からは血糖値を上げるホルモンであるグルカゴンが分泌されます。グルカゴンの増加によって肝臓はグリコーゲンをグルコースに変え、血中に放出することができます。そのほか、糖以外のアミノ酸や乳酸、グリセリン(脂質)からも糖を作り出すことが出来るようになっています。これを「糖新生」と呼びます。食事をしていない間は、糖新生により作られたグルコースによって血糖値を維持することが可能となっています。
血糖値が低い状態が続くと脳は機能障害を起こし、場合によっては昏睡状態に陥り、最悪の場合死に至ることもあります。血糖値を下げるものがインスリン1つのみで、上げるものが多く存在するのも、すべては古代のストレッサーである飢餓から身を守るために備わった体の対処力だといえます。


特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 183号」より抜粋
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