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【ストレスの正体~ストレスの対処法と治療法~】その7
1.心の病気は「どこで・誰に」相談するべき?
(2)心の病気の治療やサポートに携わる専門家とは?~その4~



⑤患者と医師の懸け橋「看護師」
看護師は、医療や福祉のチームの一員として看護を担う専門家で、医師の治療のサポートや健康に不安を持った人たちへの援助を担当します。心の病気における看護師のサポートは、コミュニケーションによる心理面のケアや患者の状態チェック、入浴介助、整髪やひげそり、トイレへの誘導、そして、精神科における最も一般的な治療である薬物治療のサポートなど必要に応じてさまざまなケアを行います。心の病気は、症状により患者のセルフケアレベルが低下している場合も少なくないため、看護師によるケアやサポートはとても重要です。

⑥アフターケアを担当「精神保健福祉士」
精神保健福祉士とは、心の病気を抱える人やその家族から相談を受けたり、社会復帰をするための指導を行ったりと精神保健福祉に関する支援を行う専門家のことをいいます。別名「精神科ソーシャルワーカー(PSW)」とも呼ばれています。心の病気を抱える人の中には、治療を受けても日常生活が困難であったり社会復帰が難しい場合があります。そのような人達のために社会福祉の立場から援助する仕事です。具体的には、精神科や保健所などで、入退院の援助や社会復帰に関する相談、住宅の確保、家族関係の調整、日用品の調達をするなど多岐にわたります。


特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 184号」より抜粋
【ストレスの正体~ストレスの対処法と治療法~】その6
1.心の病気は「どこで・誰に」相談するべき?

(2)心の病気の治療やサポートに携わる専門家とは?~その3~



③体の回復は心の回復「作業療法士」

作業療法士は、心身に障害を持つ人々が、身の回りのことを主体的に対処できるようにサポートし、日常生活や社会生活を再建できるように心身機能の拝復を促すリハビリテーションの専門家です。一般的な作業療法士によるリハビリテーションでは、トイレの動作や着替えの動作など、日常生活に必要な動作につなげていくことが多いですが、こうした訓練は統合失調症や依存症、パーソナリティ障害などの心の病気からの回復にも有効であると考えられています。

作業療法にはいくつか種類があり、絵画や陶芸、木工など作品を作り出す「創作的活動」、ゲームや音楽鑑賞、スポーツなどの「レクリエーション」、料理や買い物、移動などの「日常生活動作訓練」などがあります。これらの活動をすることで、心身の回復と安定につながるとされています。特に、患者が好きなことや得意なことをすることが良いとされています。

 

④薬物療法のサポーター「薬剤師」

薬剤師は、医薬品全般について、幅広い知識を持つ「薬」の専門家です。薬物療法が治療の中心になる精神科領域では、治療や服薬の指導が社会復帰の後押しとしてとても重要です。心の病気には、血糖値やコレステロール値のような明確な指標がないため、効果の現れ方や副作用に個人差が生じやすく、訴えを丁寧にヒアリングし、状態を判断することが必要です。

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 184号」より抜粋
【ストレスの正体~ストレスの対処法と治療法~】その5
1.心の病気は「どこで・誰に」相談するべき?
(2)心の病気の治療やサポートに携わる専門家とは?~その2~



②心の支え「公認心理師」
公認心理師は、心理学の知識や技術に基づいて、心理的に不安定な状態にある人の援助を行う専門家です。業務としては「心理査定(アセスメント)」「心理面接(カウンセリング)」「関係者への面接」「心の健康に関する教育・情報提供活動」の4つがあり、対象者の心理状態の観察とその結果の分析や相談に応じて、助言や指導、その他の援助を行うなど、幅広い活躍が期待されている専門職です。医師ではないため、薬の処方や注射などを行うことは出来ませんが、精神科医などと連携しながら治療を進めていきます。
日本では、臨床心理士が長く心理専門職として認知され活躍をしていますが、2017年に公認心理師法が施行され、2018年より国家資格である公認心理師の制度が始まりました。主な活躍の場としては、精神科病院や精神科クリニックなどの医療機関だけでなく、児童相談所などの福祉関係機関、家庭裁判所などの司法関係機関、学校などの教育関係機関、一般企業などの産業領域、さらにカウンセリングセンターなど幅広い分野にわたります。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 184号」より抜粋
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【ストレスの正体~ストレスの対処法と治療法~】その4
1.心の病気は「どこで・誰に」相談するべき?
(2)心の病気の治療やサポートに携わる専門家とは?~その1~

これまで、精神科と心療内科の違いについてみてきましたが、これらの医療機関では、どのような専門家が活躍しているのでしょうか?一般的には、精神科医やカウンセラーを思い浮かべるかと思いますが、医療機関では、公認心理師や作業療法士、看護師、薬剤師などさまざまな「コメディカルスタッフ」が連係してサポートを行っています。コメディカルスタッフとは、医師とチームを組んで医療にあたるスタッフのことを指します。ここからは心の病気の治療やサポートに携わる専門家についてみていきましょう。



①チーム医療の要「精神科医」
精神疾患や心身症などの判断と治療を専門的に行う医師です。
精神医療の中心的な役割を担うのが精神科医で、患者の心の状態を把握し、治療計画を作成して、「精神療法」や「薬物療法」などを行います。以前は看護師との連携のみで治療を行っていましたが、近年は公認心理師や薬剤師などの専門スタッフとも協力して治療を行うことが多くなっています。このようなチーム医療において、診断や治療方針の決定を行うなど、チーム全体のコーディネーターとしての役割を担うことが求められています。


特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 184号」より抜粋
【ストレスの正体~ストレスの対処法と治療法~】その3
【ストレスの正体~ストレスの対処法と治療法~】
1.心の病気は「どこで・誰に」相談するべき?
(1)精神科と心療内科の違いとは?



〈心療内科とは〉
心療内科では、心理的な要因から身体に症状が現れる「心身症」を主な診療対象としています。吐き気や頭痛、動機、下痢、腹痛、高血圧、ぜんそくなどの身体の不調の背景に、心理的なきっかけやストレスが思い当たるときは心療内科が専門となります。また、「精神科には抵抗がある……」という人が心療内科を受診する場合も多いため、現実的にはうつ病や不安障害、摂食障害などの本来精神科が担当する分野も扱っている心療内科も多くあります。このような点が、精神科と心療内科の棲み分けが難しい原因でもあります。心療内科で相談される症状の例と主な病気は写真に提示したようなものがあります。

*どちらの症状も出ていて、どちらを受診すればいいか分からない
精神科と心療内科の扱う領域は異なりますが、実際には心の症状も身体の症状も「どちらもある」というケースが多くあります。その場合、心の症状の自覚がはっきりとあれば、精神科への相談が良いと考えられます。また、医療機関に電話で予約する際などに、「どちらを受診して良いか分からない」と伝えれば、悩んでいる症状などを確認して、より適切な方へ案内してもらうことも出来ます。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 184号」より抜粋
【ストレスの正体~ストレスの対処法と治療法~】その2
1.心の病気は「どこで・誰に」相談するべき?
(1)精神科と心療内科の違いとは?



〈精神科とは〉
精神科は、精神疾患を専門に扱う診療科です。精神神経科ともいいます。不安や落ち込みなどの症状から幻覚や妄想といった症状まで、心の状態が原因で起こってしまう病気を幅広く治療します。以前は、統合失調症やてんかんなどを主に扱っていましたが、近年では、うつ病や不安障害をはじめとした心の病気が多様化しているため、精神科の中でも得意とする分野をもつ医師も増えています。最近では、精神科ではなく「メンタルヘルスクリニック」や「心のクリニック」など呼び方を変えることで気軽に受信できるように工夫されている場合もあります。精神科で相談される症状の例と主な病気は写真に提示したようなものがあります。


特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 184号」より抜粋
【ストレスの正体~ストレスの対処法と治療法~】その1
健康記事です!今回からまた次の章が始まりました。

1.心の病気は「どこで・誰に」相談するべき?
「ストレスの対処法と治療法」をテーマにして、専門的な立場からのアプローチや自分や周囲の人でもできる方法などについて紹介していきます。
まずは、心に異変を感じたときに「どこで・誰に」相談することが適切なのか、精神科と心療内科の違い、心のケアに携わる専門家について学んでいきましょう。



(1)精神科と心療内科の違いとは?
心に異変を感じて医療機関にかかろうと考えた場合、精神科と心療内科の2つが思い浮かぶと思います。どちらを選ぶのが適切なのでしょうか。この2つの医療機関は、どちらも心の病を治療する診療科です。ただし、大きな違いとして次のように分類されます。

*精神科
Q 何を診てくれる?
A 心の状態が原因で「心」に症状が現れる「心の病気」を治療する。
Q 誰が診療してくれる?
A 精神科医

*心療内科
Q 何を診てくれる?
A 心の状態が原因で「身体」に症状が現れる「心身症」を治療する。
Q 誰が診療してくれる?
A 精神科医もしくは内科医

上記のように、いずれも心の状態が原因で起こる病気を治療しますが、精神科は「心の病気」を治療し、心療内科は心が原因で発症した「心身の病気(心身症)」を治療するという大きな違いがあります。ただし、心療内科と精神科の棲み分けは、必ずしも明確なものではないということを頭に入れておきましょう。
また、「神経内科(脳神経内科)」という言葉を目にすることがありますが、神経内科は、基本的に心の病気は扱っていません。神経内科とは、脳や神経、脊髄などの病気であるパーキンソン病や神経痛、脳梗塞などを扱う診療科です。似たような名前の診療科が多いため、注意が必要です。
次週から、神経科と心療内科についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。



特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 184号」より抜粋
【ストレスの正体~脳と体の対処力~】その24
【ストレスの正体~脳と体の対処力~】の回の最終回です!

3.脳と体のストレスを回復させる「睡眠」
(2)睡眠・疲労回復に必要な栄養素
質の良い睡眠をとり、脳や体の疲労を回復するためには、バランスの取れた食事と規則正しい生活が欠かせません。そして、睡眠に必要不可欠なホルモンのメラトニンや、メラトニンの原料となるセロトニンを上手に分泌させることが大切です。また、活性酸素や疲労物質を除去することも疲労回復につながります。睡眠や疲労回復に必要な栄養素について学んでいきます。



〇タンパク質
筋肉や皮膚、血液などの体の構成成分以外にも神経伝達物質の原料となります。特に必須アミノ酸の「トリプトファン」は、セロトニンの原料になるため、精神の安定や質の良い睡眠をとるために重要です。

〇ビタミンB6
セロトニンの合成に必要な栄養素。腸内細菌によって合成されるため、基本的に欠乏することはありませんが、抗生物質を長期間服用している場合は不足しやすいため注意が必要です。

〇ビタミンB12
脳神経の正常な働きを助けるほか、体内時計を整える作用をもちます。

〇マグネシウム
セロトニンの合成に必要な栄養素。気持ちを落ち着ける作用があり、ストレッサーが増えると消費量が多くなります。

〇イミダゾールペプチド
活性酸素を抑える抗酸化作用や、疲労回復物質であるFR(ファティーグリカバリーファクター)の分泌を促進することができます。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 183号」より抜粋
【ストレスの正体~脳と体の対処力~】その23
3.脳と体のストレスを回復させる「睡眠」
(1)疲労ストレスの対処法「睡眠」
*睡眠の質にかかわる因子



日本は世界的にみても睡眠時間が短く、睡眠負債大国ともいわれるほど睡眠不足は深刻な問題です。最適な睡眠時間には個人差がありますが、平均すると約7時間といわれています。しかし、睡眠は、長さだけではなく質も重要です。睡眠の重要性は分かっていてもなかなか寝ることが出来ないという方は、下記の内容を実践または回避してみましょう。

〇睡眠の質を高める因子
・朝、起床時に太陽の光を浴びる
・真っ暗な部屋での睡眠
・メラトニン分泌を促す栄養素の摂取
・適度な運動
・ぬるめの温度で入浴する

●睡眠の質を低下させる因子
・夜のコンビニや繁華街の強い光
・寝る直前までパソコンやスマートフォンを見る
・寝る直前の食事や飲酒
・寝る直前に熱いお風呂に入る

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 183号」より抜粋
併せてお読みください!