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【カラダに秘めたパワーを引き出そう! ~脳活~】その23
第三章 レッツ脳トレ!

3. 脳にも舌にもおいしい刺激を!「料理」



料理をすることも脳の広範囲を刺激するトレーニングになります。料理をするためには、まず必要な食材を用意しなければいけません。レシピと冷蔵庫の中身を照らし合わせて、足りないものを買うため、大脳皮質や海馬などの記憶領域、前頭葉などの思考にかかわる部位を刺激します。そして、料理をする時には、前につくったことのある料理であれば思い出す必要があるため、長期記憶を司る大脳皮質が活性化されます。初めて作る料理なら、レシピを見て覚え調理を進め、また次の工程をレシピで確認して覚えて、と繰り返すため、短期記憶を司る海馬を鍛えることができます。そして調理中はお湯を沸かしている間に食材を切るなど、常にマルチタスクであるため、これも前頭葉を鍛えるトレーニングになります。このように料理は脳の広範囲をトレーニングできるため、レシピ本は脳トレのテキストと捉えることも出来ます。

あまりキッチンに立つ機会がなかった方も、脳の活性化のためにもぜひ料理をしてみましょう。

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 193号」より抜粋
【カラダに秘めたパワーを引き出そう! ~脳活~】その22
第三章 レッツ脳トレ!

2. 音色を楽しみながら脳トレ!「楽器の演奏」

 

楽器を演奏することは、ただ指を動かすだけでなく、脳の広範囲を使って行っています。小脳などの運動関連の部位はもちろん、音を聴くための聴覚にかかわる側頭葉のトレーニングになります。また、楽器や楽譜、場合によっては指揮者を見るための資格に関連する後頭葉のトレーニングにもなります。研究によると、プロの音楽家は音楽経験がない人と比較し、手先の運動や聴覚に関する部位が発達しており、音楽活動が長いほど脳の発達が顕著であるといわれています。そして、楽譜を覚えることで大脳皮質や海馬などの記憶関連の部位のトレーニングにもなります。



また、楽器の種類によって、自分に合った難易度のものを選ぶことができます。楽器といえばピアノやギターなどを思い浮かべるかもしれませんが、ハーモニカやオカリナなどの手軽なものでも、脳のトレーニングになることには変わりません。最初はおぼつかなかった演奏も、徐々にできるようになり1曲演奏できるようになった時の達成感は素晴らしいもので、ドーパミンの分泌も活発になります。今まで楽器に触れたことがなかった方もぜひやってみてはいかがでしょうか。

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 193号」より抜粋
【カラダに秘めたパワーを引き出そう! ~脳活~】その21
第三章 レッツ脳トレ!
1. ながら運動で脳の広範囲を鍛える!「コグニサイズ」
*コグニサイズ「数字に合わせて体をタッチ」
①「1」と言いながら、右ひざを上げて右ひざをタッチする
②「2」と言いながら、左ひざを上げて左ひざをタッチする
③「3」と言いながら、右足首を上げて右足首をタッチする
④「4」と言いながら、左足首を上げて左足首をタッチする

「5」からは右ひざに戻り、20まで繰り返す。
タッチする順番を変えたり、タッチする手をグーにするなど指定をすると、難易度を上げることができます。


他にも、コグニサイズには種類があり、ウォーキングしながら川柳を考える、踏み台昇降をしながらしりとりをする、といったことも該当します。また、ペアやグループで行うと楽しく続けることができるだけでなく、コミュニケーションによる脳の活性化の効果も得ることができます。慣れてきたら、難易度を上げたり、別のコグニサイズを行うようにしましょう。また、コグニサイズだけでなく、有酸素運動や無酸素運動も生活の中に取り入れると、さらに効果を高めることができます。そして、何より継続することが重要です。無理のない範囲で楽しみながら行いましょう。
ただし、運動前にストレッチを行うことや水分補給をこまめに行うこと、痛みを感じるなど体に異変が起こったらやめるなど、安全に気を付けて行ってください。
特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 193号」より抜粋
【カラダに秘めたパワーを引き出そう! ~脳活~】その20
第三章 レッツ脳トレ!
1. ながら運動で脳の広範囲を鍛える!「コグニサイズ」

運動が脳の活性化に良いことはこれまでにご紹介しました。今回は、ながら運動である「コグニサイズ」をご紹介します。コグニサイズは、英語のcognition(認知)とexercise(運動)を組み合わせた造語で、認知症の前段階である「軽度認知障害(MCI)」の方の認知機能の維持・向上につながるものとして、国立長寿医療研究センターで開発されました。簡単な計算やしりとりなどを行って頭を使いながら運動を行うことで、脳の広範囲を活性化させることができます。ポイントは、コグニサイズを上手に行うことではなく、頭と体の両方を使うことであるため、完璧を求めたり他人と比較することは必要ありません。



*自分の目標心拍数を知ろう
コグニサイズで行う運動は、全身を使った中強程度の負荷が良いとされています。中強程度とは、心拍数が上昇し軽く息が弾む程度の運動です。自分にとって効果的な運動内容や強度を決めるために、目標心拍数を求めて、自分がどのくらいの運動が適しているのかを知っておくと良いです。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 193号」より抜粋
【カラダに秘めたパワーを引き出そう! ~脳活~】その19
第三章 レッツ脳トレ!

神経伝達物質のドーパミンを分泌させることが脳の活性化のカギとなります。ドーパミンが分泌され意欲が沸き、それにより感情が動き、その目標を達成するためにはどうしたらよいかと考え、実際に行動に移すことは、大脳や小脳への刺激となり、脳の広範囲を活性化することができるのです。そのため、今まで興味がなかったものでも、まずは「やってみる」ことが必要となります。そして、行動の結果「楽しい」と感じると、さらに意欲が高まり脳の活性化を継続させることができます。



次週以降の第三章では、おすすめの脳トレについてご紹介します。脳トレといえば、計算ドリルやパズルなどのイメージがあるかもしれませんが、同じ作業を単純に繰り返すだけでは、脳の限られた部分しか刺激されないため、十分な効果が得られないといわれています。そこで、今回は脳の広範囲を刺激するトレーニングをご紹介します。そのなかで、「やってみよう」「楽しそう」と感じるものを、ぜひご自身の生活に取り入れて、脳を活性化させましょう。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 193号」より抜粋
【カラダに秘めたパワーを引き出そう! ~脳活~】その18
第二章 脳を活性化させよう!
5_脳活5~脳をしっかり休ませよう~
*質の良い睡眠をとるために

質の良い睡眠をとるためには、日中に活動をして交感神経を優位にさせ、夜はゆっくりして副交感神経を優位にさせるというメリハリが大切になります。睡眠の悩みを抱えている高齢者は多いですが、それは眠気を促すホルモンであるメラトニンの分泌が減少するだけでなく、若い年代と比較して日中の活動量が減少することで、昼間と夜間のメリハリがなくなるということも要因の一つです。そのため、高齢者ほど、意識をして日中にウォーキングや体操などを行い活動量を増やすことが必要となります。また、私たちは一旦上がった体の中心の温度である深部体温が下がる時に眠くなるため、就寝時間の1~2時間前に入浴をすることや、寝る前に軽いストレッチを行うこともおすすめです。



そして、時間と気持ちの余裕をもって布団に入ることも重要となります。寝る前に考え事をしていていたら、目が冴えてしまったという経験をしたことがあるかと思います。これは、脳が活発に動くことにより交感神経が優位になるためです。また、寝付けないと感じたら一度布団からでることも重要です。布団の中で覚醒している時間が長いと、脳は「布団は起きている時にいる場所」と勘違いをして、布団に入っても眠くなりにくくなるといわれています。そのため、スムーズな入眠には「布団は眠る場所」と脳に覚えさせることが大切で、眠くなってから布団に入って、入眠するという習慣づけが必要です。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 193号」より抜粋
【カラダに秘めたパワーを引き出そう! ~脳活~】その17
第二章 脳を活性化させよう!
5_脳活5~脳をしっかり休ませよう~



脳を活性化させるためには、まず、脳が健康でなければいけません。そこで欠かせないのが脳を休める睡眠です。私たちは眠っている時、浅い眠りであるレム睡眠と深い眠りであるノンレム睡眠を繰り返しています。浅い眠りであるレム睡眠は、主に体が休む時間であり、脳の一部は働いています。この時、大脳や海馬は起きている時と同程度に働いており、記憶の整理を行います。脳は溜めておける情報量の上限があるため、不要な情報を捨て、記憶を定着させるための神経回路がつくられていきます。そして、深い眠りであるノンレム睡眠では、脳のほとんどが休んでいる時間帯です。この時、神経細胞の修復やシナプスの再生が行われています。また、日中に刺激を与えた部分のシナプスのネットワークの強化なども行われています。そのため、脳をしっかりと休ませるためには深く眠ることが大切になります。睡眠の時間は1日の1/4~1/3を占めていますが、脳の健康を保つためには、それほどの時間が必要なのです。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 193号」より抜粋
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【カラダに秘めたパワーを引き出そう! ~脳活~】その16
第二章 脳を活性化させよう!
4_脳活4~脳まで栄養を届けよう~
*DHAは、神経細胞を守っている

DHAは、神経細胞膜に含まれている脂質と結合することで、神経細胞膜を安定化させることができるとされています。そして、神経細胞の機能の維持やシナプスの生まれ変わりの促進にかかわっているといわれています。



実際に、魚の摂取頻度が多いまたは血中の不飽和脂肪酸の量が多い人は、少ない人と比較して脳萎縮が少ないという報告があります。しかし、DHAを多く摂れば摂るほど脳の老化を防ぐという報告は少なく、もともとDHAの摂取量が不足していた人が十分に摂ることで、認知機能の低下の軽減につながったという報告が多く挙げられています。そのため、DHAが不足しないような食生活を送ることが大切となります。また、DHAは脂質であることに変わりないため、過剰に摂取すると肥満につながる恐れがあります。DHAは、サバなどの青魚に含まれている脂質であることから、肉に偏った食生活ではなく、魚を選ぶようにするのがおすすめです。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 193号」より抜粋
【カラダに秘めたパワーを引き出そう! ~脳活~】その15
第二章 脳を活性化させよう!
4_脳活4~脳まで栄養を届けよう~
*脳の主成分は脂質

脳の主なエネルギー源はブドウ糖ですが、脳の主成分は脂質であるため、認知機能の維持には脂質が必要不可欠です。特に脳に良いとされる脂質はn-3系脂肪酸です。その中でも有名なものはDHAとEPAですが、脳の活性化にかかわっているものは、DHAのみであると考えられています。



脳には、血液脳関門という毛細血管でできたバリアが存在し、大切な脳を守るために、脳内への物質の出入りを制限する役割をしています。DHAとEPAは、化学構造が異なるため、DHAのみ血液脳関門を通過することができます。そのため、脳の活性化にかかわっているn-3系脂肪酸は、主にDHAとされています。

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 193号」より抜粋
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