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【カラダに秘めたパワーを引き出そう! ~脳活~】その3
第一章 脳の謎を解き明かそう

1_脳は全身の司令塔



*さまざまな生理的機能を司る「間脳」

間脳には、主に嗅覚以外の情報を受け取り、大脳皮質へ伝える働きを担う「視床」、「自律神経や内分泌をコントロールする「視床下部」、ホルモンを産生する内分泌器官である「下垂体」が存在しています。

 

*生命維持を司る「脳幹」

脳幹は、意欲にかかわる神経伝達物質のドーパミンをつくる部位などが存在する「中脳」、左右の小脳を結ぶ役割や体と大脳でやりとりする情報の通り道となっている「橋」、呼吸や心拍などの機能を担う「延髄」の3つに分かれています。

 

*運動の調節を司る「小脳」

小脳は、脳幹の後ろに存在しており、その名の通り小さく、大脳の約1/10程度で、カリフラワーのような形をしています。主に運動の調節を行っており、視覚や触覚などのさまざまな感覚情報を元に筋肉へ指令を出しています。

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 193号」より抜粋
【カラダに秘めたパワーを引き出そう! ~脳活~】その2
第一章 脳の謎を解き明かそう

1_脳は全身の司令塔

*記憶や感情を司る「大脳」



大脳は、脳の中で一番大きい部位で、脳の全重量の約8割を占めています。大脳の表面は、厚さ約3mmの「大脳皮質」に覆われています。大脳皮質は、他の動物と比較し人間だけが飛び抜けて発達しており、まさに人間らしさを司っている部位です。役割によって「前頭葉」「頭頂葉」「側頭葉」「後頭葉」の4つに分かれています。そして、大脳皮質の内側には、「大脳辺縁系」が存在しています。ここは本能を司っている部位であり、短期記憶を司る「海馬」、好き・嫌いや快・不快などの情動や警告を伝えるなどの役割を担う「扁桃体」などが存在しています。

 

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 193号」より抜粋
【カラダに秘めたパワーを引き出そう! ~脳活~】その1
【カラダに秘めたパワーを引き出そう! ~脳活~】の第一回目です。

脳の謎を解き明かそう

1_脳は全身の司令塔

 

脳は全身の司令塔であり、思考や感情、行動などの全てを司っています。そのため、脳は最も重要な臓器といえます。脳の機能を知り、その機能を最大限活かすための方法について紐解いていきましょう。



まずは、脳の構造と脳を構成し情報を伝えている神経細胞(ニューロン)についてみていきましょう。脳は水分を除くと約60%は脂質で構成され、成人の場合、重さは1.2~1.5kg程度です。脳全体には毛細血管が張り巡らされており、心臓が体に送り出す血液のうち、約1/5は脳へ運ばれているといわれています。また、脳は豆腐やプリンのように柔らかく、外側から「頭蓋骨」「硬膜」「くも膜」「軟膜」の四層の骨や膜に覆われています。さらに、くも膜と軟膜の間にある「脳脊髄液」という水に浮くことで外部の衝撃から大事な脳を守る構造になっています。

そして、脳は役割の違いから「大脳(大脳皮質、大脳辺縁系)」「小脳」「間脳」「脳幹」の4つに分けることができます。

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 193号」より抜粋
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【健康のための最新情報 ~2023年発表~】その16
(このタイトルの話題の最後です!)
5.「健康日本21(第三次)」の基本方針・目標項目が公表~その1~

5-3 健康日本21(第三次)の基本方針と目標
*基本方針と目標

健康日本21(第三次)では、健康増進法に基づき、健康日本21(第二次)の最終評価や少子化・高齢化による総人口・生産年齢人口の減少、仕事と育児・介護との両立等による社会の多様化などを踏まえ、全ての国民が健やかで心豊かに生活できる持続可能な社会の実現のために、次の4つの基本方針が定められました。そして、この基本方針をもとに、51項目の目標が設定されました。



〈健康日本21(第三次)の基本方針〉
  • 健康寿命の延伸と健康格差の縮小
  • 個人の行動と健康状態の改善
  • 社会環境の質の向上
  • ライフコースアプローチ*1を踏まえた健康づくり
*1)胎児期から高齢期に至るまでの人の生涯を経時的に捉えた健康づくり

 

〈健康日本21(第三次)の目標項目(一部掲載)〉

・がんの年齢調整罹患率(人口10万人当たり)の減少

・COPDの死亡率を人工10万人当たり10.0%に減少させる

・果物摂取量の改善(1日摂取量の平均値を200gにする)

・食塩摂取量の減少(1日の摂取目標量を7gにする)

・骨粗しょう症の検診受診率を15%に向上させる

・睡眠時間が十分に確保できている者*2の割合を60%に増加させる

*2)睡眠時間が6~9時間(60歳以上は6~8時間)

 

健康日本21(第三次)の基本方針と目標項目を知り、自分自身の生活習慣を見直したり、周囲の方のサポートを行ったりなど、国民全体で主体的に健康維持・増進をしていきましょう。

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 197号」より抜粋
【健康のための最新情報 ~2023年発表~】その15
5.「健康日本21(第三次)」の基本方針・目標項目が公表~その1~

5-2 健康日本21(第二次)の基本方針と最終評価
*基本方針

健康日本21(第二次)では、健康増進法に基づき、全ての国民が共に支え合い、健やかで心豊かに生活できる活力の社会の実現のために、次の5つの基本方針が定められました。そして、この基本方針をもとに53項目の目標が設定されました。

〈健康日本21(第二次)の基本方針〉
  • 健康寿命の延伸と健康格差の収縮
  • 生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底
  • 社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上
  • 健康を支え、守るための社会環境の整備
  • 栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善


*最終評価

53項目のうち、目標値に達した項目は8つで全体の15.1%でした。それに対して、悪化した項目は4つで全体の7.5%でした。

〈目標に達した項目(一部掲載)〉

・健康寿命の延伸(男性で2.26年、女性で1.76年増加)

男性72.68年、女性75.38年(令和元年)

・75歳未満のがんの年齢調整死亡率の減少(人口10万人当たり14.3%減少)

・脳血管疾患・虚血性心疾患の年齢調整死亡率の減少

(10万人当たり脳血管疾患は男性16.3%、女性8.9%減少、虚血性心疾患は男性9.2%、女性5.5%減少)

 

〈悪化した項目〉

・メタボリックシンドロームの該当者及び予備軍(約116万人増加)

・適正体重の子供(肥満傾向にある子どもの割合が0.98%増加)

・睡眠による休養を十分とれていない者の割合(3.3%増加)

・生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合

(男性は0.4%減少したが、女性は1.6%増加)

 

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 197号」より抜粋
【健康のための最新情報 ~2023年発表~】その14
5.「健康日本21(第三次)」の基本方針・目標項目が公表~その1~



5-1 健康日本21とは

健康日本21とは、国民が主体的に取り組める新たな国民健康づくり対策として厚生労働省が定めているもので、正式名称は「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」です。これは21世紀において、日本に住む一人ひとりの健康を実現するために、さまざまな健康課題に対して目標数値を定めたものです。2000~2012年度までは、「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」、2013~2023年度までは、「21世紀における第二次国民健康づくり運動(健康日本21(第二次))」と時代に合わせて改正を行ってきました。そして、2023年5月31日に、新たに「21世紀における第三次国民健康づくり運動(健康日本21(第三次))」が公表されました。2024~2035年度まで行う予定となっています。

次週は、まず健康日本21(第二次)の基本方針と最終評価を振り返り、2024年度から行われる健康日本21(第三次)の基本方針と目標についてみていきましょう。

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 197号」より抜粋
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【健康のための最新情報 ~2023年発表~】その13
4.アレルギー表示品目にくるみが追加~その3~
③食物アレルギー症状にはどんなものがあるの?

主なアレルギー症状には、口腔内や唇のかゆみ・腫れ・違和感、めまい、吐き気。腹痛、じんましんなどがあり、さまざまな症状が現れます。場合によっては血圧低下や意識障害を伴うアナフィラキシーショックを起こす危険性もあります。



「ショック症状を引き起こした原因食物」としても木の実類(そのうち約50%はくるみが占める)は増加しており、鶏卵、牛乳に続き第3位となっています。表示義務化には2年間の猶予期間が設けられており、2025年3月31日までに製造される加工食品等には表示がない場合もあるため注意が必要です。

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 197号」より抜粋
【健康のための最新情報 ~2023年発表~】その12
4.アレルギー表示品目にくるみが追加~その2~
①食物アレルギー表示の種類

表示の対象となるアレルゲンには、発症数や重篤度から表示を義務付けられている「特定原材料(8品目)」と表示を推奨する「特定原材料に準ずるもの(20品目)の2種類があります。



②アレルギー症状が起こりやすい食材

食物アレルギーとは、特定の食品を飲食することによって体内に抗原(異物)となる物質が取り込まれ、免疫システムが過剰に働くことで、体にさまざまな不利益な症状を起こすことをいいます。

2020年に行った調査によると、食物アレルギーの原因となる食物は、鶏卵(33.4%)、牛乳(18.6%)に次いで、木の実類(13.5%)が多く、前回の調査まで3位であった小麦を抜いて第3位となっています。

木の実類の内訳としては、くるみ(56.5%)が半数以上を占め、くるみによるアレルギー症例数の増加がみられます。また、くるみに次いで多いカシューナッツ(21.2%)についても増加傾向にあるため、可能な限り表示することが推奨されています。この原因には、木の実類の消費量が増加していることが関係しているといわれます。

 

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 発行「ほすぴ 197号」より抜粋
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